丸木美術館

ゴールデンウィークに行った丸木美術館について
ブログにまとめなくては、と思いつつ一か月以上経ってしまいました。

丸木美術館は、画家の丸木位里・丸木俊夫妻が共同制作《原爆の図》を
誰でもいつでもここにさえ来れば見ることができるようにと建てた美術館です。

位里は広島の出身で、原爆が投下された直後夫妻で広島に入り
凄惨な現場をまざまざと体験しました。

この惨状を目にし、このような痛ましい惨事が二度と再び繰り返されないようにと
屏風十五部の大連作を描きあげました。

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その地獄絵図のごとき大屏風にぐるりと囲まれた部屋で一瞬一人になる時がありました。
するとザワザワと人や動物の蠢く気配が感じられ、何やら臭いまでしてくるようで
恐ろしさに急いで他の人たちを追ってその部屋を後にしました。

夫妻は、代表作となる「原爆の図」をはじめ、 戦争や公害など
人間が人間を傷つけ破壊することの愚かさを生涯かけて描き続けました。

加害殺戮に対する当然の報いだという外国からの批判を受け止め
「南京大虐殺」やユダヤ人虐殺の象徴として「アウシュビッツ」などの主題にも
まっこうから取り組んでいます。
更に公害問題である「水俣」、成田空港建設に反対する「三里塚闘争」など
大きな権力に理不尽に蹂躙される人々の苦しみを絵画化し
強烈なメッセージを投げかけています。

今日、政府は集団的自衛権行使容認の原案を提示しました。
このまま戦争のできる国になってしまうのかと思うと
本当にやりきれない気持ちです。

以前の日記に書きましたが(→ 
長崎の爆心地からわずか1,4kmで被爆した義父は
生前、語り部として自らの原爆体験や、原爆とはどういう物であるのかを
わかりやすく説明し、なぜ原爆が投下されたのか、こんな悲惨な事が二度と起こらないよう
私たちが何をすべきか必死に説いてくれていました。
義父が何より大切だと言っていた憲法九条を、骨抜きにしてしまうような
憲法解釈の変更は許されない事だと思います。

先日受けたライトワークで教わった事
怒りや不安からは幸福は生まれない
世界にはみんなの心の中が反映されているって。

とても難しい事だけれど
戦争のない平和な世界、原発のない安全な世界、
人も動物も植物も全てが美しく分かち合って幸福な世界
そんな理想の世界を思い描いて、それはどんなに幸福だろうと
そうなる事を祈って、心を幸福で満たす事が大切なのだそうです。
そうして、少しづつ愛の光がみんなにも広がっていけば
愛に満ちた世界が訪れる・・・。

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by himitsuno07 | 2014-06-17 23:08 | その他

秘密の庭のお庭番日記。小さな花や虫たち少女をモチーフに絵や人形を制作しています。


by いでぐちみわ