秘密の庭のお庭番日記。小さな花や虫たち少女をモチーフに絵や人形を制作しています。


by いでぐちみわ
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<   2012年 06月 ( 10 )   > この月の画像一覧

嵐のあと

台風で落ちた枝や葉を片付けるため、今日は一日掃き掃除。
掃き集めた葉や枝をちりとりに集めて、足でぎゅーっと踏むと
何とも言えない草の匂いがします。
香りは記憶を呼び覚ますもの。
私の育った千葉市の新興住宅街には、まだたくさんの空き地や原っぱがあって
ハイジの干し草のベッドに憧れていた私は、野原の草を集めて山積みにしたりしてました。
もちろん干し草にはなりませんでしたが・・・。
その時の草の匂いがする。

まだ続いている強風で、頭上では梢がザーザーと海鳴りみたいな音を立てています。


この間から写真を撮りそびれていたブラックベリー
昨日の嵐で散ってしまったかと思ったけど、何とかまだ咲いていました。
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この子も4月に実家の庭から頂戴してきた仲間。

最近のニューフェースはくちなしの蕾。
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去年ここへ越してきた時、葉が害虫に喰われてボロボロになっていて
その後も新芽が出たものの、それもすぐに虫の被害にあっていたので
もうダメかと思ったけど、5月頃から突然葉がどんどん茂って来て
今はもうたくさんの蕾でいっぱいです。
いつ咲くのかなー。
くちなしっていい香りがするんだよね。
楽しみです。

今夜は新月。
そして明日は夏至。
夏至の前の夜に摘んだ薬草には、特に効果があるそうな。
そして新月にも。
月が大きい時には、月に植物の良い力が吸い取られてしまうとか。
薬草を摘むには月が細い時が良いそうですよ。
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by himitsuno07 | 2012-06-20 20:12 | garden | Comments(0)
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お菓子の空き箱とサテンの切れ端で、フォトフレームを作ってみました。
刺繍はスミレの花のつもりで刺したんですが
ちょっと何だかわからなくなってしまいました(^^;)
まだ修行が必要そうです。

写真は去年10月に他界した、うちのダンナさんguttinoさんのお父さん
出口輝夫です。

昔、guttinoさんが撮影したものですが
先日写真の整理をしていたらこの写真を見つけたので
父の日に合わせて、長崎の義母へ贈ろうと思い作ってみました。

義父はダジャレと甘い物が大好きな、とっても陽気な人でした。
動物も大好きで犬の散歩に出掛ける時、いつも犬の大好物のパンを持って行くのですが
玄関を出てすぐ、小鳥におすそ分けをします。
それで義父が玄関から出てくると、雀たちがチュンチュン囀りながら
ワンサと押し掛けて来ました。
私の父は早くに亡くなっているので、只一人の父ですが
実の娘の様に、いえそれ以上に可愛がって下さいました。

義父出口輝夫は、1945年8月
爆心地から1.4kmの場所で被爆し奇跡的に助かったという体験を持つ人でした。
大学卒業後、コンピューター関係の会社に就職しましたが
被爆による後遺症などで体が弱く、たいへん苦労をしたようです。
定年後は、学校教員をしている義弟の誘いで
修学旅行生などに被爆体験を語る、語り部をしていました。
その中で、子供たちからの原爆についてのたくさんの疑問
「なぜ原爆が作られたのか」「なぜ広島と長崎に投下されたのか」
「なぜ原爆投下前に写真が撮影されたのか」などなどに
きちんと答えようと、原爆に対する知識を深めていきました。
そしてそれらをまとめた本「知っているようで知らない原爆の話」を
自費出版しました。

その後、自分の被爆体験談「きのこ雲との闘い」という本も出版しました。
どちらも「あの悲惨な体験を繰り返さないために世界中の核兵器を廃絶する」
という思いのもとに書かれた本です。
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日本にはかつて、二つの原爆が落とされました。
核に対しては、とても敏感になっていたはずです。
それが何故、こんなに大量の原発を持つ国へと変貌してしまったのでしょうか?
今何が行われ、どこへ向かっているのか
常に関心を持ち、間違っていると思ったら
声を発し続ける必要があるのではないかと思う今日この頃です。
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by himitsuno07 | 2012-06-13 20:21 | その他 | Comments(2)

6月の花便り

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6月の秘密のお庭では、ひそやかに咲く花達が優しく色づいています。

紫露草、ローズゼラニウム、ガクアジサイ、ホタルブクロ
曇天の下、淡い色彩で花壇を照らしてくれます。


ホタルブクロは、私にはちょっと特別なお花です。

小学校入学のお祝いに、母の友達がくれた
「大きい1年生と小さな2年生」という本の中に、この花が出てきました。
挿絵の優しい色合いとその名前の不思議な響きに惹かれて
どんな花なのかずっと気になっていました。

小学校3年生の夏休み、家族で行った富士山の下山中
登山道でホタルブクロをみつけ、母が教えてくれました。
あそこにも、ここにもあると、花に誘われるように歩いて行くと
見知らぬ車が近付いてきて「下山するなら乗せて行ってあげるよ」と
声をかけられました。
呑気者の我が家族は「これは、ありがたい」とホイホイ乗せて頂きました。

でもこの方、実は私達を一家心中の家族と思って声をかけてくれたのでした。
私達はいつの間にか樹海の中へ迷い込もうとしている所だったのです。

世の中には親切な方が、たくさんいるものです。
見ず知らずの変な親子を心配して下さって、ありがとうございます。
自分もそうありたいと思いますが、なかなか難しい事が多いです。
毎日少しでも良い人間に近づけますように・・・。
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by himitsuno07 | 2012-06-11 20:22 | garden | Comments(0)
昨日は、雨の街へ
たくさんの美しき乙女たちに会いに出掛けて来ました。

最初に訪れたのは銀座ヴァニラ画廊で行われていた
江津匡士さんhttp://japaga.com/の個展
ジャパガ~日本少女畫譜~
最終日に行って参りました。
セーラー服もしくはみつあみで来場の方にポストカード進呈との事で
年甲斐もなくみつあみ姿で参上し、素敵な絵葉書をいただきました(^^)
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黒い額縁に切り取られた、ノスタルジックな乙女たち
顔の陰影をうす青く翳らせた、旧作のいかにも儚い少女たち
最近作の不思議にモダンな構図の少女群像
江津さんの美意識に貫かれた素敵な展覧会でした。

次に訪ねたのは、こちらも最終日だったギャラリー向日葵
高橋真琴個展「薔薇のワルツ」~音楽と少女たち~
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会場にいらした真琴先生。
ご健在で嬉しい。
幼稚園の時、真琴先生の水筒を愛用していました。
昭和少女の憧れですよね。

そしてしばし乙女街道を離れ、スパンアートギャラリー
山本じん 銅版画展
les fragments d'images -イメージのかけら-
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6月16日(土)までです。
http://www.span-art.co.jp/

煙るようなエッチングの描写は、怪しくエロティックな世界に誘いかけてきます。
見つめていると、目の前がユラユラと揺れて
不思議な絵の世界に連れて行かれてしまいそう。
ここで、偶然人形作家の井桁裕子さんとお会いしました。
http://web.mac.com/naranja_toronja/Site/Welcome.html
もともと人見知りで口下手なんですが、
絵を見ていて、ちょっと現実から解離してしまった気分で
こちらから声をお掛けしたものの、何だか言葉にもならず
ふにゃふにゃ挨拶して出て来てしまったけど、井桁さんごめんなさい。

現実にもどって外に出てみると風雨がかなり激しくなっていて
物凄く現実的にMACでチーズバーガーとオレンジジュースをパクつきしばし休憩。
昔はこんな時、資生堂パーラーでプリン・ア・ラ・モードとか食べたよな・・・。
思えば贅沢していたけど
またいつかプリン・ア・ラ・モードが食べられる日が来ますように。


ジャンクフードでエネルギーチャージしたので
続いてギャラリー悠玄http://www.gallery-yougen.com/
「イラストレーター3人展 ARABESQUE 少女めぐり」へ
こちらも6月16日までです。

イラストレーターの宇野亜喜良さん、味戸ケイコさん、網中いづるさんの企画展です。
地下、1F、2F、と会場のフロアが分かれ、それぞれの作家さんのスペースとなっています。
こちらのギャラリーにお邪魔したのは今回二度目ですが
すごく雰囲気のある素敵なギャラリーです。
地下には、透き通るようで鮮やかな色彩が美しかった網中いづるさんの作品。
1Fは、宇野亜喜良さんのおしゃれで小悪魔的な少女たち
白い幻想的な立体作品も多数展示されていました。
2Fは、味戸ケイコさんの鉛筆画でした。

会場にいらした味戸ケイコさんに
土曜日だから在廊されているかもと思い持参した古い本に、サインを頂きました。
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これは岸田今日子さんの童話やエッセイに
味戸さんが挿画を描かれた本で、中学生くらいの時購入し
すごくお気に入りの本でしたが、殿堂入りのお宝となりました。
表紙はこんな感じ
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そして扉絵
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味戸ケイコさんの柔らかい鉛筆の線が描く
どこまでも続くかと思われる遠い空や花でいっぱいの野原
うつむき加減の翳りのある少女が、風の中で呼んでいます。
ずっと大好きな作家さんです。


最後は
WhitestoneGallery http://www.whitestonegallery.co.jp/home/home.html
フジタとユトリロ展 6月25日まで
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フジタの細く繊細な線描で描かれた少女や猫
それが見ていただろうユトリロの描くパリの風景
夕暮れの銀座にお似合いな展覧会です。
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by himitsuno07 | 2012-06-10 16:25 | art | Comments(0)
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日蔭ですが元気に育っています。



5月に実家の庭から貰ってきた紫露草も花を付けました。
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三鷹の家で既に瀕死の状態だったオフィリア
国立へ引っ越して、陽射しをたくさん浴びて少し元気を回復していましたが
去年こちらへ引っ越し、再びの日蔭で葉をすっかり落としてしまい
もう駄目かと思いましたが、慌てて陽の当たる場所へ移動したら
小さな葉っぱが顔を出してきました。
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悪い虫が付かないように、毎日見張らなくては!



午後はお休みをもらって、世田谷区総合運動場へ
バレエのワンコインレッスンを受けに行きました。
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前回来た時は、まだほとんど蕾でしたが
もう終焉に近づいた感の薔薇たち
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by himitsuno07 | 2012-06-07 20:44 | garden | Comments(0)

今夜のディナー

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タイマーをかけておいたはずなのに、夕方炊飯器を見たら電気が消えてて
あれ?と思い、炊飯ボタンを押すと一瞬ランプが点滅するも反応なく・・・
がが~ん!壊れてる!!
仕方なくお鍋でご飯を炊く事にしたんだけど、我が家は玄米のため炊き方がよくわからない。
ネットで検索したら、圧力鍋や土鍋での炊き方は出てきたが
どちらも持っていないため、土鍋の炊き方を参考にして適当に炊いてみました。
まあ、なんとか食べられるみたい。

土鍋買おうか、いやいや炊飯器を買うべきか・・・・うーん。
この鍋でも何とかなりそうだから、しばらくこれでやるか・・・。

今夜のメニュー
玄米ご飯
ジャガイモのお味噌汁
ゴーヤと厚揚げの炒め物
キャロットサラダ ミント風味
茄子と茗荷の即席漬け
紫蘇梅干し
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by himitsuno07 | 2012-06-06 19:53 | cooking | Comments(0)
ごめんなさい。
昨日のブログの内容に訂正があります。
ユキさんがフランスで遭遇したおじいさんがメッセゲさんだったというところです。

今日、何年かぶりでユキさんと連絡が取れ、私の勘違いだと教えて下さいました。
ユキさんが会われたのは、南仏のお医者様でアロマセラピストの方だったそうです。
本当に申し訳ありません。
どうも記憶の中で、劇的にお話が出来上がってしまっていたようです。

本当にすみません。


最近、メッセゲさんについて、自伝を読んでいました。
番組を見て、私はてっきりメッセゲさんは薬草治療師として村の人々から尊敬され
代々の土地で暮らしている方なのだと思っていたのですが、そうではありませんでした。
農民でありながら、じっと物思いにふけったり、ものを観察し眺めて暮らしている
メッセゲさんのお父さんは、むしろ風変わりな人として、人々からのらくらものだと考えられていたそうです。
そしてそんなお父さんを早くに亡くし、辛い少年時代を送った後、
数奇な運命を経て有名になり、自分の育った地所やお父さんが薬草を採集した森を買い取り
広い土地を手にしたとの事でした。

メッセゲさんがお父さんと過ごした日々の、美しい思い出がたくさん語られています。
その中で、メッセゲさんがお父さんから教えられた薬草についての大切な事
患者さんに対しての誠実な気持ちのあり方など、とても学ぶことの多い本です。

以下「モーリス・メッセゲ自伝 神は私に薬草と奇跡をさずけた」
高山林太郎訳 婦人生活社刊 からの引用で、メッセゲさんがお父さんから教えられた事のひとつです。
「生きるってことを勉強するのは四方八方、いろんな道を走りまわってやるものじゃない。生きている姿をじっと見ているとわかるんだよ。ほら、このウサギたちはおれたちよりもそれをよく知ってる。・・・植物を知ってる。草を知ってる。みんなどうすれば身を養えるか、どうすれば病気をなおせるか、
ちゃんとわかってるんだ」
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by himitsuno07 | 2012-06-05 12:59 | aromatherapy | Comments(0)
今日はアロマやハーブについて、自分の回想を色々と書いてみようと思います。
だらだらと長い文章となりますので、ご興味ある方だけお読み下さい。

e0277352_21244767.jpg今年の春Twitter上でhummingbirdさんhttp://sweetness.petit.cc/
がつぶやいていた言葉にドキッとしました。
「あのころは、気になる植物は何でも、なんらかの形で試したり食べたりしていた・・・わかっていても、資料を読むだけ聞いただけでは自分のものにならないと思ってかたっぱしから。何日かしびれたりとかしていたな・・・ひとに説明をするときに、自分の体験から来る言葉じゃないといやだから、一生懸命でした。」
自分で育てたハーブでお料理し、蜜ろうキャンドルやせっけんを手作りされているHummingbirdさん、お会いした事はないのですが前からすごく気になる存在で興味津津でした。そうやって経験から積み上げられ丁寧に作られた物だから、とても心惹かれるのだなと納得しました。
 調度自分の先行きに迷いが生じていた時で、何だか答えを教えて頂いたような、ピシャンと頬を叩かれた様な気持ちでした。

 アロマテラピーという言葉を初めて知ったのは、宵待草というカフェで働いていた時でした。オーナーで作家の吉田キミコさんを訪ねていらした、ユキさんという可愛らしいお客様から教えて頂いたのです。
 あいにくその日キミコさんはお留守でしたが、パリにいるキミコさんのお友達からお店の事を聞き、訪ねていらしてくれたのです。ユキさんは、その時お仕事されていた音楽レーベルの会社をもうすぐ退職され、アロマテラピーの勉強をするためイギリスへ留学する予定なのだとの事でした。何故イギリスかというと、その頃日本ではアロマテラピーの勉強をするための学校というものが存在せず、ユキさんがアロマを知ったフランスでは医師の資格が必要となるため、国際資格の取れるイギリスへ行く事に決めたそうです。
 ユキさんとアロマの出会いは、ユキさんが学生の頃でした。当時フランスに留学されていたユキさんは、或る日、日本にいるとても親しい方が亡くなったという連絡を受けたものの日本へ帰る事も出来ず、哀しくて哀しくてボロボロ泣きながら街を歩いていたのだそうです。すると不思議なおじいさんが声を掛けてきて「何故そんなに悲しんでいるのか、そんなに泣くのは良くないから、この水を持って帰って寝る時、床に撒きなさい」と、小さな瓶に入った液体をくれたそうです。言葉通り、夜その魔法のお水を部屋の床に撒くと、何とも芳しい香りが部屋中に広がり、ぐっすりと眠る事が出来たそうです。
 あまりに不思議に思ったので、翌日おじいさんと出会った場所に行き聞いて回ったところ、その人はメッセゲさんといい、薬草で病気の治療をするとても有名な人だという事がわかりました。それからアロマテラピーという世界を知り、勉強をしているのだというお話でした。
(翌日ユキさんより訂正を頂きました。ユキさんがお会いになったのは、南仏から来たお医者さんでアロマセラピストの方だということでした。メッセゲさんであったというのは、私が勝手に記憶の中でドラマチックにお話を作り上げてしまっていたようです。ご迷惑をおかけしました皆様大変申し訳ありませんでした)

 私はちょっとビックリしてしまいました。その少し前にNHKのテレビで、メッセゲさんの事を知ったばかりだったからです。(NHKアーカイブスで調べたところ、1995年11月1日放送の「ETV特集 南仏・薬草治療のふるさと~モーリス・メッセゲの世界~」という番組でした。)
 その番組によると、モーリス・メッセゲはユトリロやコクトーも治療した事のある有名な薬草治療師で、代々薬草で病気の治療をする家系に生まれ、自宅のある広大な敷地に野生の鹿や野ウサギなどのたくさんの動物たちを放し、動物が病気の時どんな草を食べているのか観察し、人間の治療の参考にしているのだそうです。それはメッセゲさんのお父さん、お爺さん、そのまたお爺さん、そのまたもっと前の代からも引き継がれ継承されてきた智恵なのです。
とても感動した私ですが、翌日、自分の働いているお店で使っているハーブティーが、モーリス・メッセゲのハーブティーだった事に気付き、ものすごく驚き嬉しくなってしまったのでした。その数週間後ユキさんの口からまたその名前を聞き更に驚いて、普段人見知りの私ですが、初めてお会いしたユキさんととても楽しくおしゃべりしたのを覚えています。

e0277352_21263760.jpg その後派遣のお仕事を始めた私は、アロマテラピーの事などすっかり忘れていました。でも、お仕事で人間関係などに悩む事が増え、もの凄く落ち込んでしまった時、ユキさんの魔法のお水の話を思い出したのでした。
 その頃漸く流行りだしたアロマのお店で、店員さんに「すごく落ち込んでしまっている時に元気が出るような香りはありますか?」と尋ねると、ベルガモットとホーリーフの精油をすすめてくれました。柑橘系の中でも優しくソフトなベルガモットと、ウッデイーだけれど甘い香りのホーリーフ、今でもお気に入りの香りです。
 少しずつ精油を買い揃える様になったものの、単に香りを楽しむ程度にしかすぎなかった私が、本当の意味でアロマテラピーの力に気付かされたのは、小幡有樹子さんの「キッチンでつくる自然化粧品」(ブロンズ新社刊)という本に出会ってからでした。
 その本に出てくる蜜蝋とグレープシードオイルのクリームを使ったところ、十年以上も患っていた左手首の接触性皮膚炎がたった数日でキレイに消えてしまったのです。病院にも通いましたが、病院でもらったお薬では一時的に症状は治まるものの更にひどく腫れあがり、眠っている間に引っ掻いてしまうため時折血が滲んでいつも瘡蓋の様になっていた私の手が、今ではすっかりきれいな肌色に戻りました。
 そうして自分や家族のために化粧品を作ったり、生活に取り入れて行く中で「これをお仕事にしたいな」という気持ちが起こってきたのでした。
 そして取敢えず資格を取り、細々と週末セラピストを目指していた処、思わぬアクシデントに見舞われ、引っ越し、転職、身近な人の死などが重なり、夢みたいな事ばかり考えていられなくなってしまいました。
 この先自分には何か出来ることがあるのかと、落ち込んだり悩んだりしていた時、hummingbirdさんの言葉で気が付いたのでした。仕事にしたいとか、人に何かしてあげたいとか言う前に、自分は本当にその技術を手に入れているのかしら?確かに資格は取ったけれど、紙の上の勉強をしてきただけで、本当の意味での経験など何も持っていないではないか、と。

 長々書いてしまい、もしも最後まで読んで下さった方がいらしたら、すみません。本当にありがとうございます。
 この二、三年の間、日本中の多くの人がそうであるように、自分では防ぎようのない災難に見舞われにっちもさっちも行かなくて、迷ったり怯えたり(私の場合はごく個人的な問題ですが)どこまでも続く迷路の中に迷い込んでしまった様な気持ちで過ごしていました。そこへやっと光が射してきて、行き先を教えてくれたようで、何かにしっかり書き留めておきたい衝動に駆られてしまったのでした。
 でもこうして文章にすることで、はっきりと自分の気持ちの整理が出来ました。まずは、植物の事をもっと良く知る事。自分の物に出来るまで、観察し、香りをかぎ、触れて、描いてみて、その時間はたっぷり与えられたのだもの。何てありがたい事だろう。そうして毎日を大切に過ごして行けば、またその先に行くべき場所が示されるに違いないと思えたのでした。
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by himitsuno07 | 2012-06-04 21:51 | aromatherapy | Comments(0)

表参道そぞろ歩き

今日は表参道のアートスペースリビーナ http://www.ryabina.com/ にて
明日まで行われている「鉛筆派展ⅩⅡ」
そして新生堂ギャラリー http://www.shinseido.com/
内林武史 新作オブジェ作品展「ある建築家の発明」に行ってきました。

どちらも見応えのある展示で楽しめました。
鉛筆の表現って人によってすごく幅があって面白いですね。
カリカリした気持ちのいい描き味を思い出して、私も描いてみたくなっちゃった。
淡い水彩で古写真の様に着彩して味戸ケイコさん風にしてみたいな。

内林武史さんの作品展は、空想建築物
光る家や橋が不思議な、素敵な展覧会でした。
奥の部屋のオブジェは引き出しや蓋を開けると仕掛けがあって
静かな時間が流れる中、いつまでも見つめていたい作品でした。

途中、立ち寄ったスパイラルマーケットの
「呼吸する環礁:モルディブ・日本現代美術展」の風景http://www.spiral.co.jp/e_schedule/index.html
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渋谷までは、のんびりお散歩の帰り道。
青山ブックセンター前では、毎週土・日に開催されている
Farmer's Marketを覗き見。
色とりどりの野菜や果物、お花屋さんやナチュラルな雑貨など
眺めるだけでもワクワクします。
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by himitsuno07 | 2012-06-02 20:28 | art | Comments(0)

虫の季節到来

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ついに恐れていた季節がやって来てしまいました・・・。

毎日大量の殺戮を繰り返す私。
あまり強い薬は使いたくないので、目についた幼虫はテデトール(手で取る)
後は木酢液にニンニク・唐辛子を半年以上漬け込んだものを
100倍に水で薄め噴霧しています。
噴霧直後は一瞬静まったようにみえた羽虫ややぶ蚊も
午後再び庭仕事に戻るとすっかり元気を取り戻しています。

今日は、長袖長ズボン帽子に手袋というスタイルで
垣根の下の薄暗い所に大量に増えてしまったドクダミを一掃していたのですが
皮膚の露出している顔めがけて物凄い量のやぶ蚊が襲いかかって来ました。
耳元で恐ろしい羽音をブンブン言わせて挑みかかってきます。
まあ、虫の方からみたら人間の方がよっぽど酷い事をしてるんだろうけど。

ちょっと目を離している隙に、ビバーナムの葉もレース編みみたいになってしまいました。
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植物を育てていて一番嫌な仕事かも。

今日ベニシアさんの「猫のしっぽカエルの手」で、虫除けオイルの作り方を紹介していました。
虫除けにはユーカリ、レモングラス、ゼラニウムなどの入ったスプレーを使っていますが
オイルの方が効き目が長持ちしそう。
今度真似して作ってみよう。
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by himitsuno07 | 2012-06-01 22:25 | garden | Comments(0)